肥料に必要不可欠な要素とは
2021.04.20
野菜などの生育にとても重要となる肥料には、絶対に必要不可欠と言われている要素があります。その要素が窒素、リン酸、カリウムと言われるもので、それぞれ野菜が成長するために絶対になくてはならない要素で、肥料という形で、成長中の野菜類に与えていくことが必要です。
では、肥料に必要不可欠となる3種類の要素はどのような役割を持っているのかを簡単に紹介したいと思います。
まず、窒素は、別名「葉肥」とも言われており、野菜などの植物を大きくするのに必要な栄養素です。窒素が不足している野菜などの植物は、葉に元気がなくなり、淡緑色へと色が変化していきます。野菜などの植物が成長している過程で常に必要な要素で、適切な量をコンスタントに与えることが大切です。
次にリン酸は、花肥、実肥とも言われるもので、植物に実る花や果実の成長に欠かすことのできない栄養素となります。光合成や細胞分裂の際にも必要な栄養素で、不足すると成長が止まってしまうこともあるので、しっかりと栄養素を与える必要があります。
最後にカリウムは、根肥とも呼ばれている栄養素で、植物や野菜類の根の部分や全体の組織を健康な状態に維持し、成長するために必要な栄養素です。カリウムを適切に与えることで、虫などの害虫から守ることができたり、耐寒や耐暑の効果もあると言われているのでとても重要な成分となっています。